開運　土井酒造場　様　訪問
（静岡県小笠郡大東町小貫）

平成１５年１１月５日

今回、お客様のご紹介を頂戴致しまして、念願の開運さんにお邪魔してまいりました。恥ずかしい事に今まで静岡の地に降り立った事がなく、皆様にご紹介させて頂く前に蔵の空気を吸ってみたい開運さんの雰囲気を肌で感じてみたい、そんな気持ちでお邪魔してまいりました。当店からは3時間半ほどでお邪魔出来る距離ですが、途中のぞみやひかりにがんがん抜かれてもゆっくり座って移動出来るのは久しぶりの小旅行のような気分も少々あったのは事実です。

　

掛川駅よりタクシーで１０分程度走り小高い山間の細い道を抜けると突然蔵が現れたそんな感じで蔵に着きました。
「開運」
いい酒銘ですね〜　
これから良い事が沢山待っているような、そんな気になります。

先月土井社長さんにお会いしておりましたが、改めて私の自己紹介と当店の様子をお伝えし商談をさせて頂きました。
商談と申しましても、ざっくばらんの土井社長さんのご様子、とんとんとご発注までさせて頂く事が出来ました。


ちょうどこの時期は仕込みの最中、精米所では大吟用の山田錦を４０％精白に向けコンピュウター制御の最新鋭の精米機が静かに動いておりました、又洗米機にしても最新鋭の物でしょうか蔵の人達がその作業をしておりました。

蔵のご案内を社長さんにして頂きながら、「杜氏さんだ」と社長さんがおっしゃいました。ふと門の外をみるとビニール袋をぶら下げこちらに歩いてくる波瀬杜氏さんです。にこにこしながらとても気さくな雰囲気を持つ杜氏さんですが、能登杜氏４天王と呼ばれるほどその技にかけては業界憧れの方なんです。…そしてそのビニール袋の中は　生姜がいっぱいでした。


兵庫特A地区の山田錦が山積みされた大きな倉庫の切妻屋根の両面にはすべてソーラーパネルが貼られ６０ＫＷを発電するそうです。環境に優しいお考えです。（↑波瀬杜氏の裏にある建物が米蔵です）

土井社長さんにご案内され、各仕事場拝見させていただきました。どの場でお仕事をされてらっしゃる方も、素晴らしい笑顔の方々ばかりでした。又、五臓六腑のごとくそれぞれのお仕事をしてらっしゃる様子を拝見しますと又さらに楽しむようにしてらっしゃらるのですから、開運さんのお酒造りの一体感を感じずにはいられませんでした。
さて開運さんの今回の訪問、１時間足らずでございましたが、酒造家であります土井社長さん、蔵人の方々、和醸良酒の秘結には、最高のお酒を造る為に最良の設備を整えられ、お仕事の環境をより良い場にされる努力を惜しまない土井社長さんと、造りの長、波瀬杜氏さんの様々な技がまずは和より　と醸されているのだなと　蔵の空気を感じながら帰ってまいりました。

さてそのお酒　興味が湧きますよね！

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